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エリザベス朝演劇と娯楽文化

出版社名 三修社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-384-06162-8
4-384-06162-5
税込価格 4,510円
頁数・縦 250P 20cm

商品内容

要旨

演劇文化と娯楽文化のネゴシエーションを活写する。娯楽コンテンツとしてのエリザベス朝演劇を描き出す。十六、十七世紀のイングランドにおける娯楽文化であった大道芸、熊いじめ・牛いじめ、売春業、飲食業、小唄、ギャンブル、見世物としての狂気は、同時代の演劇にどう描かれ、そして演劇はそれら娯楽文化にどのような影響を与えたか。

目次

序章 イントロダクション エリザベス朝イングランド社会の娯楽文化
第一章 大道芸 『ヴォルポーネ』と大道薬売りのパフォーマンス
第二章 熊いじめ・牛いじめ シェイクスピア劇における熊いじめのイメージとその射程
第三章 買春 『尺には尺を』における不可視の売春と可視化される娼婦
第四章 飲食店業 ロンドンの飲食店文化から考えるクイックリーのタヴァーンとその客たち
第五章 小唄 エリザベス朝演劇の小唄
第六章 ギャンブル 『女よ、女に心せよ』におけるチェスと仮面劇の関係―家父長制からの解放と偶然の誤算
第七章 怪物・狂気 狂気の見世物、見世物の狂気―『リア王』におけるベドラム慈善院の表象

著者紹介

篠崎 実 (シノザキ ミノル)  
千葉大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科英語英米文学専攻修士課程修了。東京大学教養学部助手、東京工業大学工学部助教授、千葉大学文学部教授を歴任
中野 春夫 (ナカノ ハルオ)  
学習院大学教授。東京大学大学院人文科学研究科英語英米文学専攻博士課程単位取得退学。埼玉大学教養学部助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)