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21世紀の独裁

祥伝社新書 715

出版社名 祥伝社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-396-11715-3
4-396-11715-9
税込価格 1,045円
頁数・縦 243P 18cm

商品内容

要旨

二〇二五年一月にアメリカ大統領に就任したトランプは関税引き上げ、カナダ合併などの提案・政策をぶち上げている。佐藤優元外務省主任分析官はそのふるまいを「皇帝」に準え、舛添要一元東京都知事は「ヒトラーやスターリンの手法と同じ」と言う。ロシアはプーチン大統領が、中国は習近平国家主席がそれぞれ独裁色を強め、ヨーロッパでは反移民を掲げる右派勢力が躍進している。二〇世紀は「独裁者の時代」と呼ばれ、人種主義はホロコーストなどの悲劇をもたらした。それらは二度の世界大戦を経て、過去の遺物となったはずだった。それがなぜ近年よみがえってきたのか。時代の転換期を迎え、日本はどうすべきか。碩学二人が警鐘を鳴らす。

目次

第一章 SNSが政治を変えた(中国トップとの対談
監視社会の幸福な国民 ほか)
第二章 充満する国民の不満(三点セットで勝利したトランプ
“トランプ版聖書”の注目点 ほか)
第三章 ニヒリズムの革命(ニヒリズムとは何か
知っておきたい人物、ソレルとダンヌンツィオ ほか)
第四章 二一世紀の排外主義・反移民(排外・反移民感情
テロの根底にある反ユダヤ主義 ほか)
第五章 独裁国家に囲まれた日本(日本が手を組むべき国
中国の脅威にどう対処するか ほか)

著者紹介

佐藤 優 (サトウ マサル)  
作家、元外務省主任分析官。1960年生まれ、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア日本国大使館書記官、国際情報局主任分析官などを経て作家活動に入る。著書に『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)など
舛添 要一 (マスゾエ ヨウイチ)  
国際政治学者、元東京都知事。1948年生まれ、東京大学法学部政治学科卒業後、同大学法学部助手。パリ、ジュネーブ、ミュンヘンで外交史を研究。東京大学教養学部助教授を経て政界へ。厚生労働大臣、東京都知事を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)