京劇 「政治の国」の俳優群像
ちくま学芸文庫 カ61−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2025年7月 |
ISBNコード |
978-4-480-51308-3
(4-480-51308-6) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 450P 15cm |
商品内容
要旨 |
中国の伝統劇として真っ先にイメージされる京劇。しかしその始まりは、中国文明の歴史を考えると意外に新しい。本書は清朝期に京劇が成立し、日清・日中戦争や国共内戦、文化大革命を経て現代に至るまでの歩みを、主要な俳優たちの波乱の人生と共に活写する。演劇は文字が読めなくても楽しめるため、民衆支配の手段を求めた康熙帝から毛沢東に至るまでの政治権力と密接に結びつき、ナショナリズムのシンボルや外交の道具にもなった。漢詩・漢文とは異なる「小伝統」としての京劇から歴史を照射することで、民衆の感覚に根差した生き生きとした近代中国像が浮き彫りになる。サントリー学芸賞受賞作。 |
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目次 |
第一章 京劇形成までの道のり 清初から乾隆帝まで |
出版社・メーカーコメント
中国の伝統劇・京劇。その歩みは康熙帝から毛沢東まで、政治と深く絡んできた。近現代史をドラマチックに描いたサントリー学芸賞受賞作。