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メンデルスゾーンの音符たち 池辺晋一郎の「新メンデルスゾーン考」

新装版

出版社名 音楽之友社
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-276-20268-9
4-276-20268-X
税込価格 2,310円
頁数・縦 182P 21cm
シリーズ名 メンデルスゾーンの音符たち

商品内容

要旨

「心から感服してしまう天才」シューベルトと「極めて正統的な天才」メンデルスゾーン。天才作曲家の天才たるゆえんを“音符たち”から探り、面白く解説。日本クラシック界の重鎮・池辺晋一郎の代表著作『音符たち』シリーズの新装版化第3弾!!

目次

寂寥を聴く体験―序曲《フィンガルの洞窟》
アウフタクトで示した構成力―ピアノ・トリオ第1番
少年の不思議な創作―ヴァイオリン協奏曲ニ短調
言葉以上に饒舌―《無言歌集》
トゥッティの歓び!―交響曲第1番
引用の効用―交響曲第5番《宗教改革》
物語の世界を語り尽くす―《真夏の夜の夢》序曲
組曲形式の交響詩―劇音楽《真夏の夜の夢》より
燦然と輝く傑作―交響曲第4番《イタリア》
技法の高みとファンタジー―八重奏曲
たまにはちょっと苦情を…―ピアノ協奏曲第1番&第2番
明快でシンプル―歌曲集
洗練の極み―序曲《美しいメルジーネの物語》
ルーツへの旅―オラトリオ《エリヤ》その1
作曲家としての強い意志―オラトリオ《エリヤ》その2
ベートーヴェンを継承して…―幻想曲《スコットランドふうソナタ》
そのコモンセンスの具現、人格そのもの―クラリネット・ソナタ
壮大無比な大傑作―交響曲第2番《讃歌》
大作曲家の前史―「シンフォニア」集
名曲誕生への紆余曲折―ヴァイオリン協奏曲ホ短調 その1
ユニークだらけの第1楽章―ヴァイオリン協奏曲ホ短調 その2
天才が示した新しい道―ヴァイオリン協奏曲ホ短調 その3
衒いのない絵画―序曲《静かな海と楽しい航海》
船旅の思い出も…―交響曲第3番《スコットランド》

著者紹介

池辺 晋一郎 (イケベ シンイチロウ)  
1943年水戸市生まれ。作曲を池内友次郎、島岡譲、矢代秋雄、三善晃の各氏に師事。67年東京芸術大学卒業。71年同大学院修了。在学中、安宅賞、66年日本音楽コンクール第1位、同年音楽之友社室内楽曲作曲懸賞第1位、67年中西音楽賞第3位、68年音楽之友社作曲賞などを受ける。以後、ザルツブルクTVオペラ祭優秀賞、イタリア放送協会賞3度、国際エミー賞、芸術祭優秀賞4度、尾高賞3度、毎日映画コンクール音楽賞3度、日本アカデミー賞優秀音楽賞9度(うち3度最優秀賞)、放送文化賞、渡邉暁雄音楽基金特別賞、文化庁創立50周年記念表彰、JXTG音楽賞、紫綬褒章。2018年文化功労者、2022年旭日中綬章。東京音楽大学名誉教授、東京オペラシティ・ミュージックディレクター、石川県立音楽堂洋楽監督、姫路市文化国際交流財団芸術監督、世田谷区音楽事業部音楽監督ほか多くの文化団体の企画運営、コンクール選考などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)