ボスニア内戦 グローバリゼーションとカオスの民族化
ちくま学芸文庫 サ58−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2025年8月 |
ISBNコード |
978-4-480-51313-7
(4-480-51313-2) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 570P 15cm |
商品内容
要旨 |
1990年代に入り、解体へと向かうユーゴスラヴィア社会主義連邦共和国。ボスニア・ヘルツェゴヴィナの独立をめぐって、国内のセルビア人、クロアチア人、ボシュニャク人の間で対立が激化し、ほどなくして泥沼の争いに進展する。1992年から3年半に及んだこの戦争は、剥き出しの残虐性に貫かれていた。本書は、近代初期からの歴史を辿りながら、複雑な背景をもつ戦争の実態を解明する。〈民族浄化〉はいかなるメカニズムによって生じるのか。なぜ現代世界からは大量虐殺がなくならないのか。本書が描き出す〈特定の集団の選択的抹殺〉の実像は、ジェノサイド再発の抑止へ向けて重い問いを投げかける。 |
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目次 |
1 ボスニア内戦の歴史的背景 |
出版社・メーカーコメント
戦後ヨーロッパで最悪の紛争と言われるボスニア内戦。一九九二年から三年にわたり続いた戦争の残虐行為=民族浄化を分析し、実像に迫った労作。