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怪異・妖怪学コレクション 5

娯楽としての怪異・妖怪

出版社名 河出書房新社
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-309-71485-1
4-309-71485-4
税込価格 3,520円
頁数・縦 337P 20cm
シリーズ名 怪異・妖怪学コレクション

商品内容

要旨

お化け屋敷、おもちゃ、双六、手品、妖怪画、春画、黄表紙、映画、マンガ、ラノベ、ゲーム…遊びや笑い、大衆文化やフィクションに日本人の心性を読む―。これからの研究に不可欠な論考を集成した特選アンソロジー!

目次

総論 娯楽としての怪異・妖怪
1 娯楽と妖怪(化物屋敷の誕生
遊びの中の妖怪たち―近世後期における妖怪観の転換)
2 江戸の化物文化(素人の演出する怪談芸―江戸時代の「妖怪手品」について
豆腐小僧の系譜―黄表紙を中心に
化物と遊ぶ―「なんけんけれどもばけ物双六」
春画・妖怪画・江戸の考証学―〈怪なるもの〉の視覚化をめぐって
「妖怪」をいかに描くか―鳥山石燕の方法)
3 現代大衆文化と妖怪(通俗的「妖怪」概念の成立に関する一考察
「見世物」から「映画」へ―新東宝の怪猫映画
一九七〇年代の「妖怪革命」―水木しげる『妖怪なんでも入門』
鎌鼬存疑―「カマイタチ現象」真空説の受容と展開
ライトノベル異世界転生ものにおける異世界の生成―モンスターの和洋混淆状態を手がかりに)

著者紹介

小松 和彦 (コマツ カズヒコ)  
国際日本文化研究センター名誉教授。専門は文化人類学、民俗学。長年、日本の怪異・妖怪研究を牽引してきた
香川 雅信 (カガワ マサノブ)  
兵庫県立歴史博物館学芸課長。専門は日本民俗学。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)