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大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件 なぜ美しい羽は狙われたのか

DOJIN文庫 022

出版社名 化学同人
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-7598-2522-0
4-7598-2522-3
税込価格 1,870円
頁数・縦 449P 図版16P 15cm

商品内容

要旨

2009年6月。大英自然史博物館から鳥の標本が消えた。世にも美しい鳥が行きついた先は、希少な羽で毛針を制作する愛好家たちの世界だった!この突拍子もない盗難事件を偶然知った著者は、最初は好奇心から、やがては正義感から、事件の調査に乗り出す。洞察に満ちた犯罪ルポの傑作、待望の文庫化。

目次

プロローグ
第1部 捕われる鳥、裕福な人(アルフレッド・ラッセル・ウォレスの試練
ロスチャイルドの博物館
羽飾りファッションの大流行
自然保護運動の誕生
ヴィクトリア時代の高貴なたしなみ
毛針界の希望の星)
第2部 トリング窃盗事件(ロンドンでの日々
博物館侵入計画
窓破り事件
突拍子もない犯罪
捜査
ネットオークション
逮捕
審理
診断
判決
消えた仮剥製の行方は?)
第3部 真相究明(国際毛針制作シンポジウム
自然史標本はなぜ重要か
タイムマシンに出合う
鳥類学者プラムのUSBドライブ
エドウィンとの対面
ノルウェーでの三日間
ミケランジェロが消えた
鳥の魔法)

著者紹介

ジョンソン,カーク・ウォレス (ジョンソン,カークウォレス)   Johnson,Kirk Wallace
文筆家。『ザ・ニューヨーカー』『ニューヨーク・タイムズ』『ワシントン・ポスト』『ロサンゼルス・タイムズ』などに寄稿。米軍撤退後のイラクで、米軍に協力したイラク人の通訳や医療関係者が迫害を受けているのを知り、その人たちを難民としてアメリカに呼び寄せるNPO活動を展開。2013年に出版されたデビュー作To Be a Friend Is Fatalはイラク戦争と難民救済活動の体験を綴ったメモワールで、好評を博した
矢野 真千子 (ヤノ マチコ)  
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)