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なぜ秀吉は信長を呼び捨てにしたのか

宝島社新書 730

出版社名 宝島社
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-299-07127-9
4-299-07127-1
税込価格 990円
頁数・縦 239P 18cm

商品内容

要旨

さまざまな英雄譚とともに語られる戦国武将たち。だが、光があれば闇もある。傑出した才能や武功があればあるほどその闇も深い。本書は織田信長、豊臣秀吉などの天下人から石田三成、明智光秀などの敗者まで11人の戦国武将の実像を、人気の東大教授が独自の視点で紹介。「歴史を知るうえで一番大事なことは疑うことである」をモットーとする著者がわかりやすく日本史のリアルに迫る。

目次

第一章 天下人の失敗と素顔(織田信長 野蛮な能力査定
豊臣秀吉 信長も顔負けのブラック上司
徳川家康 美のない天下人)
第二章 名将も後継者の育成は苦手だった?(武田信玄 意外と大局観がなかった?
上杉謙信 “義の人”も人の心は読めなかった
毛利元就 誰も信用しない戦国一の二枚舌)
第三章 敗者の実像とホンネ(石田三成 嫌味な中間管理職
明智光秀 謎多き男の“思いつき”
今川義元 永遠の引き立て役の実像とは?)
第四章 地元LOVEな地方の英雄(島津四兄弟 最強の武闘派ブラザーズ
伊達政宗 じつは戦国一の小悪党)
番外編 戦国時代の悪女(淀殿 豊臣家を滅ぼした最強の毒親)

出版社・メーカーコメント

“過酷なテスト”で部下をふるいにかけた織田信長、真似の天才だった豊臣秀吉、とにかく華がないのになぜ家康は天下人になれたのか。「かぶき者」といわれた伊達政宗はパフォーマンスだけの人だったのか。本書は、知られざる戦国武将の素顔と功績、戦国史の謎を最新の歴史学を踏まえてひもときます。過大評価されている武将から過小評価されている武将まで、その素顔を東京大学史料編纂所教授が解説。

著者紹介

本郷 和人 (ホンゴウ カズト)  
1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。東京大学・同大学院で石井進氏、五味文彦氏に師事し日本中世史を学ぶ。史料編纂所で『大日本史料』第五編の編纂を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)