私のことだま漂流記
講談社文庫 や30−19
| 出版社名 | 講談社 |
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| 出版年月 | 2025年9月 |
| ISBNコード |
978-4-06-540860-5
(4-06-540860-1) |
| 税込価格 | 803円 |
| 頁数・縦 | 325P 15cm |
商品内容
| 要旨 |
文学に目覚めた少女時代、挫折を噛みしめた学生漫画家時代、横田基地時代、バッシングにさらされたデビュー後、直木賞受賞、そして幾度とない出会いと別れ。小説家として生きた半生を克明に辿り、積み重なった記憶の結晶を紐解いていく。自らの「根」となり「葉」となった言霊の正体を探る本格自伝小説。 |
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| 目次 |
宇野千代先生、お心拝借 |




出版社・メーカーコメント
すがすがしく力強い声がする。この先、人間として小説家として迷ったとき、私はこの本の言葉に奮い立たされることになるだろう。ーー宇佐見りん山田詠美は常に今を生きている。それも常に今に迎合せずに。だからこそ、誰よりも文学を愛した少女は、誰よりも文学に愛される作家となったのだ。ーー吉田修一初めて「売文」を試みた文学少女時代、挫折を噛み締めた学生漫画家時代、高揚とどん底の新宿・六本木時代、作家デビュー前夜の横田基地時代、誹謗中傷に傷ついたデビュー後、直木賞受賞、敬愛する人々との出会い、結婚と離婚、そして……積み重なった記憶の結晶は、やがて言葉として紡がれる。「小説家という生き物」の魂の航海をたどる本格自伝小説。私は、この自伝めいた話を書き進めながら、自分の「根」と「葉」にさまざまな影響を及ぼした言霊の正体を探っていこうと思う。ーー山田詠美