商品内容
| 要旨 |
日本と米国の間にある文化的政治的関係をくぐり抜け、極めて先進的な表現を行った草間彌生。消費と創造への人々の関心を作品の中で両立させた田中敦子。「捺す」という技法によって特殊な作者性を主張した福島秀子。アンフォルメルとアクション・ペインティングが席捲する1950‐60年代の日本において、彼女たちはそれらにどう抵抗し、自らの作品を創り上げたか。戦後の批評言説を再検証しながら、フェミニズム的概念「アンチ・アクション」を通して、もうひとつの美術史を記述する。サントリー学芸賞受賞作を改訂し、多田美波の実践から「ポスト・アクション」に迫った補論を付して文庫化! |
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| 目次 |
第1章 「日本戦後美術史」とジェンダー |



出版社・メーカーコメント
戦後、歴史の中で見落とされていった女性の美術家たち。彼女らを再解釈し、美術史の書き換えを行った画期的著作。補論を付して更なる復権を試みる。