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日本のバス問題 高度成長期の隆盛から経営破綻、再生の時代へ

中公新書 2874

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-12-102874-7
4-12-102874-0
税込価格 1,375円
頁数・縦 300P 18cm

商品内容

要旨

公共交通の最後の砦・バス。しかし現在、各地で減便や路線廃止、さらには会社の清算が相次いでいる。なぜ、このような事態になってしまったのか。本書は戦前日本におけるバスの誕生から、戦後のモータリゼーションによる乗客減とサービス向上のための様々な施策を解説。さらに既存事業者の保護から規制緩和へという潮流と、それを受けて新たに生まれた独創的な企業も紹介。揺れ動くバス事業の課題と将来を展望する。

目次

第1章 現在のバス業界の問題
第2章 高度経済成長期までのバス事業史
第3章 モータリゼーションの進行―昭和40年代
第4章 オイルショック後のバス事業―昭和50年代
第5章 都市バス路線の1980年と現在の比較
第6章 昭和60年代〜平成初期―規制緩和以前
第7章 新自由主義的交通政策と規制緩和
第8章 経営破綻と再建
第9章 これからのバス
終章 路線バスは社会的ベーシックサービスである

出版社・メーカーコメント

公共交通の最後の砦・バス。しかし現在、あちこちで減便や路線の廃止、さらには会社の清算が相次いでいる。なぜこのようなことになってしまったのか。本書は日本におけるバスの誕生に始まり、戦後のモータリゼーションとその対抗策として生まれた様々なサービスを解説する。さらに既存バス会社の保護から規制緩和へという流れと、新たに生まれた独創的なバス会社も紹介。日本のバス事業の課題と将来を展望する。

著者紹介

佐藤 信之 (サトウ ノブユキ)  
1956年、東京生まれ。亜細亜大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得。亜細亜大学講師、一般社団法人交通環境整備ネットワーク相談役、鉄道インサイトプロジェクト代表。公益事業学会、日本交通学会会員。専攻・交通政策論、日本産業論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)