フェオファーン聖譚曲 op.4
灰黒の夜明け
出版社名 | opsol |
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出版年月 | 2025年9月 |
ISBNコード |
978-4-434-34301-8
(4-434-34301-7) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 443P 20cm |
シリーズ名 | フェオファーン聖譚曲 |
商品内容
要旨 |
信仰という名の種火が灯り、今、二つの大国が動き出す。第二方面騎士団が管轄するサッヴァ子爵領の街で、とある旅の一座による興行が行われた。劇中で語られたのは、王都から遠く離れた農村で繰り返される凄惨な現実。響き渡る断罪の歌は、長きに亘り続く方面騎士団の蛮行とフェオファーンの戦いを多くの人々に知らしめ、やがて街中へと広がっていく。〈黄金の国〉ロジオン王国と、〈神の国〉スエラ帝国。複雑に絡み合いながら回る歯車が、運命の濁流に漕ぎ出す者達の思惑により、遂に軋み始める。今まさに交わろうとする“黄金の国”とかの帝国の影―。愛、憎悪、疑念、復讐、執着。様々な物語が交錯する中、〈民意〉を鍵とするアントーシャは、〈金の羊〉を街に放つ。時代を巻き込んで進む、大人気長編群像劇シリーズ第4巻。 |
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出版社・メーカーコメント
【書店員様のコメント続々!】「時空の中にいる臨場感!第1巻から広がる世界に期待しかない」(うさぎや矢板店 山田恵理子様)「厚いと思っていた本のページが本当に足りない、もっと読みたい、この世界に浸っていたいです」(マルサン書店サントムーン店 原田里子様)「愛と憎しみが交錯する、罪深き血族者への断罪問題。そして、苦しみと葛藤に苛まされながらも、辿り着いた最終地点。振りかざされた決断に、言葉にできない切なさがこみ上げました。読後の今も、悲痛な心の涙と共に、魂の昇華を願う、福音の光に包まれています。今作も、心を揺さぶられる至高の面白さでした!」(紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子様)*全てop.1〜op.3にお寄せいただいた感想です。<あらすじ>報恩特例法の名の下、方面騎士団が行う村への襲撃は凄惨を極め、理不尽な蹂躙に耐える村人達。ある日、カラムジン男爵領の村に一枚の紙が投げ入れられ、村人達は衝撃の事実を知る−−。余りにも大きな怒りと憎悪、尽きせぬ悲しみと苦渋を抱え、とある決断を下した彼らの下に、二人の男が訪れる。オローネツ辺境伯爵の継嗣の臣下を名乗る男らは、自分達が村に投げ入れた告発文について、村長に話があるのだと言い……。