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メディアとメキシコ 公共空間とマスメディアが伝えるもの

早稲田大学学術叢書 062

出版社名 早稲田大学出版部
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-657-25702-4
4-657-25702-1
税込価格 7,700円
頁数・縦 322P 22cm

商品内容

要旨

メッセージはなんのために発信され、どのように届くのか。スペインによる支配、メキシコ革命、1985年メキシコ大地震の形跡が公共空間や駅、モニュメントに捉えられるメキシコ。それらに込められた意図を探る。

目次

序論 メディア研究の射程
第1部 マスメディアの誕生と発展(メキシコの日刊紙の誕生と国民議会への道のり
メキシコのテレビ産業の構造とその創業者たち
メキシコのメディア産業の改革と再編 2000年代以降の地上波テレビ)
第2部 記憶の場 メディアとしての公共空間(災害の記憶化と地震後の跡地空間のゆくえ 1985年のメキシコ大地震とメキシコシティの市民社会
メキシコシティの地下鉄駅のデザインと「国民化」
記憶の場としての公共空間 地下鉄の壁画の作家たちと壁画運動の関連性を中心に)
第3部 メディアと表象(19世紀東京朝日新聞にみる「メキシコ」 1888‐1900
19世紀読売新聞にみる「メキシコ」 1874‐1900
ヤキ族の虚像と実像 日本の新聞報道(1872〜)の分析
ヤキ族の虚像とその系譜 日本の論壇における「カスタネダ問題」とその影響)

著者紹介

岡田 敦美 (オカダ アツミ)  
早稲田大学理工学術院創造理工学部准教授。神奈川県生まれ。専門はメキシコ地域研究(歴史学、人類学)。2002年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院を経て、2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)