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夏鶯

出版社名 集英社
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-08-770025-1
4-08-770025-9
税込価格 2,530円
頁数・縦 376P 20cm

商品内容

要旨

永蟄居を命じられた「真の武士」の天命とは。慶応四年。明治政府初の外交史上の汚点とされ、その顛末にも緘口令が敷かれた史実「神戸事件」をもとに、志士になりそびれた一人の吉備藩士の生き様を描いた、かつてない幕末時代小説。

出版社・メーカーコメント

鳳になって大空を羽ばたかんと岡山城へ出仕した若き吉備藩士・滝田蓮三郎。しかし故あって17歳で永蟄居の身となり故郷の金谷に戻される。それでも蓮三郎は心のどこかでじきに恩赦が出て、再び羽ばたく時が来ると信じていが、無常にも歳月は流れ、次第に世から忘れ去られていく。屋敷の離れで暮らし、大兀僧と揶揄されながらも菜園作りに性を出し、文武両道の塾を開き、身分を問わず金谷の人々に学問、医学、剣術を教えていた。そんな蓮三郎に15年ぶりに再出仕が許される。しかし、その使命はあまりに惨い朝命であった。史実「神戸事件」をもとに、知られざるラストサムライを描いた幕末時代小説。【著者略歴】赤神諒(あかがみ・りょう)1972年、京都府生まれ。同志社大学部文学部卒業。私立大学教授、博士(法学)、弁護士。2017年「義と愛と」(のち「大友二階崩れ」に改題)で第9回日経小説大賞を受賞しデビュー。他の著書に『大友の聖将』『大友落月記』『計策師 甲駿相三国同盟異聞』『太陽の門』『仁王の本願『はぐれ鴉』(第25回大藪春彦賞受賞)『佐渡絢爛』(第13回日本歴史時代作家協会賞受賞)『紺血の碑』『我、演ず』ほか。

著者紹介

赤〓 諒 (アカガミ リョウ)  
1972年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。私立大学教授、博士(法学)、弁護士。2017年「義と愛と」(のち『大友二階崩れ』に改題)で第九回日経小説大賞を受賞しデビュー。『はぐれ鴉』(第二五回大藪春彦賞受賞)『佐渡絢爛』(第一三回日本歴史時代作家協会賞作品賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)