• 本

20世紀前半期ライプツィヒにおけるカール・シュトラウベによるバッハ声楽作品の演奏 「ライプツィヒのバッハ様式」は存在したのか

出版社名 スタイルノート
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-7998-0222-9
4-7998-0222-4
税込価格 5,500円
頁数・縦 364P 21cm

商品内容

要旨

録音がこたえる、ライプツィヒのバッハ様式はあったのか。教会からラジオへ、シュトラウベが拓いた「祈りの空間」。神話でも賛歌でもない、カンタータ演奏の実態。カンタータ放送・四カ年計画、ほぼ全曲の記憶を聴く。トーマスカントルの決断、教会暦に生きるカンタータ。

目次

序章
第1章 神話か様式か―毀誉褒貶のシュトラウベ評(トーマスカントル―オルガニスト、教育者そして指揮者として
シュトラウベによるシュトラウベ ほか)
第2章 「教会音楽」の実践―「カンタータ演奏」(バッハのカンタータについて
バッハの演奏実践の変遷におけるシュトラウベ ほか)
第3章 過渡期の演奏様式なのか―「カンタータ放送」(音楽の敵か味方か―新メディアとしてのラジオ放送
カンタータ全曲放送 ほか)
第4章 後代への影響―「演奏家」シュトラウベのうけつがれる技術(同時代そして後代へ
ひきつがれた演奏上の特徴)
第5章 「ライプツィヒのバッハ様式」の位置―新メディアと変化の向こうに(放送メディアと芸術
結論)
資料

著者紹介

中川 郁太郎 (ナカガワ イクタロウ)  
1978年東京生まれ。青山学院大学法学部在学中にKAY合唱団に所属し、ディートハルト・ヘルマン氏と共演する。その後、東京藝術大学音楽学部声楽科、同大学院声楽専攻修士課程を修了。ドイツ・ライプツィヒに留学し、ヘルマン・クリスティアン・ポルスター氏に師事。帰国後、立教大学大学院キリスト教学研究科にて博士号(文学)を取得。2016年より25年まで東北学院大学宗教音楽研究所特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)