消えた学び舎変わりゆくまち
それでも「ふるさと」 原発災害は今も
| 出版社名 | 農山漁村文化協会 |
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| 出版年月 | 2025年11月 |
| ISBNコード |
978-4-540-25151-1
(4-540-25151-1) |
| 税込価格 | 2,750円 |
| 頁数・縦 | 32P 27cm |
商品内容
| 要旨 |
福島県の沿岸部のほぼ中央にある浪江町は、東には太平洋、西には阿武隈の山々が広がり、山・川・里・海がつながる自然豊かな町です。ここには6つの小学校(学び舎)がありました。しかし、この学び舎はすべて閉じられました。東日本大震災と原発災害、そして避難の長期化で、多くの人びとは帰れなかったのです。そして、学び舎の解体が進められました。歴史ある学び舎の卒業生や町民からは、解体延期を求める声が多く寄せられました。しかし、その願いはかないませんでした。解体前には学校見学会が行われましたが、きれいに整理された教室は、さびしげでした。原発災害では、学び舎だけでなく、まちの家々や商店街なども消えていきました。いまそこには、人びとの暮らしがあったことを思い出すのも難しい風景が広がっています。原発事故から15年になろうとしていますが、ふるさとの浪江町に帰って暮らす人は、震災前のわずか1割ほどです。でも、帰らない人、帰れない人の心のなかにも、それぞれの消えない「ふるさと」があります。 |
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