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黒田寛一読書ノート 第9巻

1952年5月−11月

出版社名 こぶし書房
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-87559-324-9
4-87559-324-4
税込価格 2,200円
頁数・縦 168,5P 19cm
シリーズ名 黒田寛一読書ノート

商品内容

要旨

処女作『ヘーゲルとマルクス』ついに刊行。青年黒田が精魂をかたむけて書き上げた最初の本は、論壇から黙殺をもって応じられた。「四面楚歌」と悲嘆に暮れながらも、民族解放闘争への希望を燃え立たせて“世界革命の前夜における理論戦線”に立ち向かう。

目次

松村一人・甘粕石介『ヘーゲル』―一九五二年五月五日
ルフェーヴル『マルクス主義』(クセジュ文庫)―一九五二年五月六日
『スターリン全集』第六巻(大月書店)―一九五二年五月二十日
柳田謙十郎『現代実践哲学』―一九五二年六月二十八日
『理想』第二二九号―一九五二年七月三日
毛沢東『矛盾論』(『毛沢東選集』第三巻)―一九五二年七月八日
『スターリン全集』第一巻―一九五二年七月二十日
Viktor Stern,Stalin alsPhilosoph―一九五二年七月二十一日
季刊『理論』第一八号―一九五二年七月二十二日
Luk´acs,Der Junge Hegel〔ほか〕

著者紹介

黒田 寛一 (クロダ カンイチ)  
1927‐2006年。埼玉県秩父町に生まれる。東京府北多摩郡府中尋常小学校卒業。医師をめざして東京高等学校理科乙類に入学するが、1949年中退。療養しながら独学を続ける。1952年に処女作『ヘーゲルとマルクス』を理論社から出版。翌53年から「民科」(民主主義科学者協会)に出席。「正統派」唯物論者たちによるマルクス主義の客観主義的歪曲と対決し、論戦を展開。1956年のハンガリー労働者の蜂起にたいするソ連軍の弾圧を弾劾し、反スターリン主義運動を創造(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)