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ブッダ 第12巻

旅の終わり

潮ビジュアル文庫

出版社名 潮出版社
出版年月 1993年3月
ISBNコード 978-4-267-01312-6
4-267-01312-8
税込価格 600円
頁数・縦 257P 16cm
シリーズ名 ブッダ

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 太陽よ!ぼくのいく道をてらしてくれ。

    ブッダは悩み苦しみます。普通の人よりもはるかに多くの苦しみを胸に抱えて。
    さとりとは何でしょう?完全無敵の超人になること?いいえ、違います。
    本当の意味で、すべてを知るということです。
    もし、夜のない世界に生きている人がいたら、その人は暗闇がどんなものかもわかりません。夜を体験したことがないのだから。
    ブッダはすべてを体験し、その中に答えを見つけようとしました。
    苦しみの中に、愛を見つけようとしました。闇の中に、光を。
    「きょう、恐ろしさをごまかせても、あした、また恐怖がやってくるかもしれない。むしろ恐怖に身をまかせて・・・。その中でやすらぎを見つけるのだ」
    何かが怖かったら、それに背を向けずに向き合えばいい。
    そしたら、それが本当は何かがわかるでしょう。
    鏡に映ったあなたを見つめるとき、鏡に映ったあなたもこちらを見つめています。
    さとりとは、すべてを知ること。
    自分を知っていくことが、その一歩かもしれません。

    自分の中に、すべての答えはあるのだから。

    (2010年1月10日)