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バロックの聖女 聖性と魔性のゆらぎ

出版社名 工作舎
出版年月 1996年8月
ISBNコード 978-4-87502-268-8
4-87502-268-9
税込価格 2,640円
頁数・縦 286P 20cm

商品内容

要旨

本書は、聖女たちや聖女になり損ねた女たちを通して、いわゆる宗教や教義を超えた「聖性」指向の生む力の秘密に迫ってみようとしたものだ。健康で清潔でまっとうな生き方でなくても、病気で異常で過剰で危険な生き方にだって、それぞれの救いに達する権利がある。

目次

1 聖者に尊敬された悪魔憑き―マリー・デ・ヴァレ(1590‐1656)の物語
2 イエスと心臓を取り替えた聖女―マルグリット=マリー(1647‐1690)の物語
3 狂気をパフォーマンスにした修道女―虚無のルイーズ(1639‐1694)の物語
4 ルーダンの悪魔憑きの銀河系―天使のジャンヌ(1602‐1665)の姉妹たち
5 ヴェルサイユの聖女―ルイーズ・ド・ラ・ヴァリエール(1644‐1710)の物語
6 超能力の聖女―アニエス・ド・ランジャック(1602‐1634)の物語