
お伽話による比較文化論
出版社名 | 松柏社 |
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出版年月 | 1997年2月 |
ISBNコード |
978-4-88198-424-6
(4-88198-424-1) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 183P 21cm |
商品内容
要旨 |
本書は、比較文化という広大な領域に、「お伽話」を通じて踏み込もうとする試みである。比較文化的探求の材料として「お伽話」を扱うのが主眼であるので、日本語による解説をかなり詳しく行った。また、取り上げた英語のテクストは、やや難しいと思われるテクストにはできるだけ詳細な注をほどこして、全体としては、やさしく読めるように配慮した。文化に階層があることは否定できない。「下」の文化、すなわち大衆文化や女性の文化、被植民地の文化が、文化として認知されるに至ったのは、ごく最近のことなのである。そのような背景の中では、文化の下層の探求がまず要求される仕事である。本書においてお伽話を主として取り上げるのは、このような下層文化探求の手段として、お伽話が実に有効な手がかりとなるためである。 |
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目次 |
1 赤いずきんが覆うものは何か? |