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トーピク・類推・衡平 法解釈方法論史の基本概念

出版社名 信山社出版
出版年月 2000年2月
ISBNコード 978-4-7972-2155-8
4-7972-2155-0
税込価格 3,080円
頁数・縦 173,6P 20cm

商品内容

目次

初期近代の法学方法論におけるトーピクの歴史について(16・17世紀の解釈理論におけるトーピク
16世紀から18世紀までの「通説」(communis opinio)理論におけるトーピク)
法における類推の歴史と正当性について(16世紀から19世紀までの二つの解決策
論理学ならびに認識論による解決へと移行したことの理由
論理学上ならびに認識論上の解決を現代の方法論において維持できるかについて)
初期近代における衡平と法体系(16世紀および17世紀における法源としての衡平
衡平が17世紀末期に法源から排除されたことに関する諸理由)

出版社・メーカーコメント

16世紀以降のヨーロッパでの法解釈の方法と基本概念の変遷過程を通史的・大局的に整理・解説して、現在法解釈方法論に一石を投じる力作。翻訳は守矢健一・児玉寛・野田龍一先生が行い、石部先生が解説を付した。詳細な訳注がつけられている。

著者紹介

シュレーダー,ヤン
父ゲアハルト・シュレーダー、母ブリギッテ・シュレーダーの子として、1943年ベルリンに生まれた。父は弁護士であり、後の連邦外務大臣である。1962年よりテュービンゲン、ボン、ミュンヘンおよびハンブルクの大学で法学を学び、1966年にハンブルクで第一次司法国家試験に合格している。そして、ハンブルクのシュミットホイザー教授の指導のもと、刑法のテーマで学位請求論文を物し、1969年に法学博士の学位を得た。その少し前、1967年には、レーゲンスブルク大学でゲルト・クラインハイヤー教授の助手になっている。ゲルト・クラインハイヤー氏がレーゲンスブルクに招聘されるとともに、その助手となったのである。その後、コンラート教授急逝の後、その後継者となった師に随って、1973年ボン大学の助手に転じた。その間、ミュンヘンで第二次司法国家試験に合格している(1972年)。1978年、民法と法制史の教授資格を取得し、テュービンゲン、ザールブリュッケンおよびミュンスターで非常勤の講師を勤めたが、1982年に、ボッフム大学の民法と法制史の教授となる。1989年には、アドルフ・ラウフス教授の後任として、テュービンゲン大学のドイツ法制史および民法の教授となった。その前に、マールブルクからの招聘を断っている。1991年から92年にかけて学部長職につき、その後ボッフムとボンからの招聘も断り、引き続いてテュービンゲンにとどまって、現在にいたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)