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官僚制の時代

出版社名 未来社
出版年月 2001年5月
ISBNコード 978-4-624-11074-1
4-624-11074-9
税込価格 2,200円

商品内容

要旨

一九六八年から七二年の間、英、米諸国の大学などで試みた公開講演を、著者自身の手により英文化した五篇の独立論文。

目次

第1章 普遍史家と社会科学者
第2章 国民主義的権力政治と帝国主義の擁護者
第3章 ヴェーバーとマルクス―ダイナミックな資本主義と官僚制的社会主義
第4章 「正当的支配の三つの純粋型」の理論と人民投票的民主主義の概念
第5章 絶望の自由主義者

出版社・メーカーコメント

依然として今日の社会学的問題である官僚制をヴェーバーは自由抑圧の装置として把えた。 モムゼンによるヴェーバー官僚制論の平易・明快な入門書。 <br />

著者紹介

モムゼン,ウォルフガンク・J. (モムゼン,ウォルフガンクJ.)   Mommsen,Wolfgang J.
1930年マールブルクに生れ、大著『ローマ史』の著者にして、マックス・ヴェーバーと浅からぬ因縁のある大歴史家テオドール・モムゼンの曽孫に当る。マールブルク、ケルン、リーズ諸大学で歴史学、哲学、芸術史、政治学を学んだのち、ドイツを中心とする現代史を専攻とし、1968年よりデュッセルドルフ大学歴史学部教授として中世史、近世史を教えている。1977年よりThe German Historical Institute in Londonの所長としての任にある。戦後の西ドイツ史学界における新潮流である社会史グループの代表的歴史家の一人といわれている。英、米にもしばしば留学、あるいは客員教授として滞在し、日本にも1980年4月末に京都大学七〇周年記念財団の招きによって来訪し、同大学をはじめ各地でヴェーバー論、戦後ドイツ史学史、帝国主義論と巾ひろいテーマの下に講演した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)