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聖王ルイ

出版社名 新評論
出版年月 2001年11月
ISBNコード 978-4-7948-0530-0
4-7948-0530-6
税込価格 13,200円
頁数・縦 1224P 22cm

商品内容

要旨

中世フランスの国民的人物の全体史。記憶・歴史、言説・現実、権力の関係から「伝記」のモデルを構築。

目次

第1部 聖ルイの生涯(誕生から結婚まで(一二一四〜一二三四)
結婚から十字軍まで(一二三四〜一二四八)
十字軍と聖地滞在(一二四八〜一二五四) ほか)
第2部 王の記憶の生産―聖ルイは実在したのか(公式史料の王
托鉢修道士聖人伝作者の描いた王―刷新されたキリスト教の聖王
サン=ドニの王、王朝と「国家」の聖王 ほか)
第3部 聖ルイ、理想的で比類なき王(空間と時間のなかの聖ルイ
図像とことば
語りと身振り―貴紳王 ほか)

著者紹介

ル・ゴフ,ジャック (ルゴフ,ジャック)   Le Goff,Jacques
1924年トゥーロンに生まれ、ウルム街の高等師範学校に学ぶ。プラハ、オックスフォード、さらにはローマ留学を経て、1954年リール大学助手、1960年パリの高等研究院第六部門講師、ついで同研究院指導教授。1972年同研究院長、さらに1975年の同研究院の社会科学高等研究院への改組に際しては指導的な役割を果たした。『アナール』誌編集に長く携わり、現代歴史学の刷新に大きな影響力を振るった。メディア等での教育・啓蒙活動やヨーロッパ統合運動へも積極的に関わっている。研究領域は広大で、『中世の知識人』(邦訳、岩波新書)をはじめとする学問の社会史、『フランス中世文明』(未訳)や『中世的想像力』(抄訳、名古屋大学出版会)などの歴史人類学、学知と人類学の総合ともいえる『煉獄の誕生』(邦訳、法政大学出版局)など、二〇世紀の歴史学にその名をとどめる問題作を、次々と発表してきた
岡崎 敦 (オカザキ アツシ)  
1957年京都市生まれ。九州大学大学院文学研究科西洋史学専攻博士後期課程中退。1990〜93年フランス政府給費生としてパリ第一大学に留学。現在、九州大学大学院人文科学研究院助教授。フランス中世史、教会史専攻
森本 英夫 (モリモト ヒデオ)  
1934年横浜市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科仏語仏文学専攻博士課程修了。現在、甲南女子大学文学部教授。フランス言語学、中世フランス文学専攻
堀田 郷弘 (ホッタ サトヒロ)  
1933年名古屋市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科仏語仏文学専攻博士課程満退。1993〜94年パリ大学交換研究員として在仏研究。現在、早稲田大学人間科学部教授。フランス文学、文化専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)