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ポストモダン都市ニューヨーク グローバリゼーション・情報化・世界都市

出版社名 松柏社
出版年月 2001年12月
ISBNコード 978-4-7754-0001-2
4-7754-0001-0
税込価格 3,080円
頁数・縦 315P 20cm

商品内容

要旨

1980年代に入り、経済のグローバリゼーションと情報化によって、ニューヨークは急速にポストモダンな様相を呈する世界都市に変容していった。主に1980年代に生み出された、ニューヨークの都市文学や都市文化、ヒップホップ、カフェでの詩の朗読活動、ブラック・ムービーが、経済のグローバリゼーションとリストラ、情報化社会がすさまじい勢いで進行するニューヨークに、どのようにリスポンドしているのか。

目次

グローバリゼーションと情報化のなかの八〇年代ニューヨーク
第1部 歴史的な視座から見つめられるニューヨーク―オースターとドン・デリーロ(ポール・オースター『ニューヨーク三部作』―橋、野球、人種
『ニューヨーク三部作』以後、そして『アンダーワールド』)
第2部 『虚栄の篝火』『アメリカン・サイコ』『ブライトネス・フォールズ』と八〇年代ニューヨーク(『虚栄の篝火』―グローバル化するニューヨーク
『アメリカン・サイコ』―都市化と空虚な自己の出現
『ブライトネス・フォールズ』―バビロンとしてのニューヨーク)
第3部 ヒップホップ・ブラックムービー・都市の声(ヒップホップという亀裂
ニューヨークとアメリカ映画のポリティクス
都市の声―ニューヨリカン・ポエツ・カフェの詩人たち)

著者紹介

伊藤 章 (イトウ アキラ)  
1948年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程英米文学専攻満期退学。北海道大学言語文化部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)