• 本

教育の根源的論理の探究 教育学研究序説

出版社名 晃洋書房
出版年月 2002年3月
ISBNコード 978-4-7710-1329-2
4-7710-1329-2
税込価格 2,750円
頁数・縦 223P 20cm

商品内容

要旨

本書では、近代教育学の根本問題を抉り出し、その脱構築の方途を問うている。「善き教育」と思われる教育をしてきたにも拘らず、「教育の荒廃」を招来するという現実を理解するにあたって、それを生の背理性の問題として捉え、その視点からこれからの教育学研究の方向を問題にした。

目次

第1章 教育学研究の視座(生の背理性と教育の意味
近代教育学の脱構築の地平)
第2章 教育学研究の問題構制(近代的自由意識と仏教的教育観
意志の自律と悪の問題)
第3章 教育学研究の根本課題(現代教育の根本問題と教育学の課題
「より人間に即した教育」の思惟―臨床教育人間学的思惟へ
教育学の根本課題としての宗教教育
現代に於ける多文化社会の教育課題)

著者紹介

川村 覚昭 (カワムラ カクショウ)  
1948年京都に生まれる。1977年京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得(教育人間学)。1985年‐86年スイス・チューリッヒ大学教育学研究所客員研究員。現在、京都産業大学文化学部教授。専攻は教育人間学・教育哲学・日本教育思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)