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べてるの家の「非」援助論 そのままでいいと思えるための25章

シリーズケアをひらく

出版社名 医学書院
出版年月 2002年6月
ISBNコード 978-4-260-33210-1
4-260-33210-4
税込価格 2,200円
頁数・縦 253P 21cm

商品内容

要旨

浦河べてるの家は、精神障害をかかえた人たちの有限会社・社会福祉法人である。昇っていく生き方はもうやめた。リハビリなんて諦めた。病気の御旗を振りながら、べてるは今日も明日も降りてゆく。苦労と出会うために「商売」を。悩みをとりもどすために「経験」を。「弱さ」と「語り」をキーワードにした、右肩下がりの援助論。

目次

「べてるの家」ってこんなところ(今日も、明日も、あさっても―べてるはいつも問題だらけ
べてるの家の歩みから―坂道を転がり落ちた一〇年がくれた「出会い」)
2 苦労をとりもどす(地域のためにできること―「社会復帰」という切り口の貧相
苦労をとりもどす―だから私たちは商売をする ほか)
3 病気を生きる(三度の飯よりミーティング―話し合いは支え合い
幻聴から「幻聴さん」へ―だんだん“いい奴”になってくる ほか)
4 関係という力(弱さを絆に―「弱さ」は触媒であり稀少金属である
それで「順調!」―失敗、迷惑、苦労もOK ほか)
5 インタビュー(社会復帰ってなんですか?
病気ってなんですか?)

出版社・メーカーコメント

「幻覚&妄想大会」「偏見・差別歓迎集会」という珍妙なイベント。「諦めが肝心」「安心してサボれる会社づくり」という脱力系キャッチフレーズ群。それでいて年商1億円,年間見学者1800人−−医療福祉領域を超えて圧倒的な注目を浴びる<べてるの家>の,右肩下がりの援助論。