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イコノロジー研究 上

ちくま学芸文庫

出版社名 筑摩書房
出版年月 2002年11月
ISBNコード 978-4-480-08721-8
4-480-08721-4
税込価格 1,430円
頁数・縦 332P 15cm
シリーズ名 イコノロジー研究

商品内容

要旨

絵画や彫刻などの芸術作品を読み解くことにより、その背景にある意味内容と歴史的意識を探究していく図像解釈学(イコノロジー)。今日では常識的なものとして定着しているこの方法論は、本書においてパノフスキーが理論的に確立したものである。上巻では、解釈の手法を定式化した序章から、ルネサンス芸術であつかわれたテーマ(原始時代の人間の生活、クピド、時の翁など)を分析した三つの応用論を収録する。美術史学という枠を越え、人文諸科学の基本的手法として広く親しまれてきたイコノロジーの出発点となった記念碑的名著。

目次

1 序論
2 ピエロ・ディ・コジモの二つの絵画群における人間の初期の歴史
3 時の翁
4 盲目のクピド

著者紹介

パノフスキー,エルヴィン (パノフスキー,エルヴィン)   Panofsky,Erwin
1892‐1968年。ドイツ・ハノーヴァー生れ。1926年よりハンブルグ大学に在職、ヴァールブルグ研究所との交流をもち、図像解釈学の手法を用い、広範な分野において文化史的美術研究を進める。1931年より渡米、ニューヨーク大学、プリンストン大学、ハーバード大学などで教鞭をとる
浅野 徹 (アサノ トオル)  
1937年生れ。名古屋ボストン美術館館長
阿天坊 耀 (アテンボウ ヨウ)  
1939年生れ。群馬県立女子大教授。レンブラントとオランダ美術
塚田 孝雄 (ツカダ タカオ)  
1934年生れ。西洋古典学
永沢 峻 (ナガサワ タカシ)  
1944年生れ。和光大学教授。ビザンチン美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)