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いのちの花

エルくらぶ

出版社名 解放出版社
出版年月 2003年6月
ISBNコード 978-4-7592-2230-2
4-7592-2230-8
税込価格 2,200円
頁数・縦 1冊 28cm

商品内容

要旨

酔って暴れた武士を袋だたきにして逃げた五人。五人を差し出さねば「むら」を焼き払うと役人は告げた。無実の罪に「むら」は…。今もこの「むら」で、いのちはにぎわっている。江戸末期の史実をもとに作られ、自費出版されていた作品の再版。『原爆の図』丸木俊“幻”の絵本。「むら」の苛酷な歴史を、確かな筆力で描いた名作。

著者紹介

そのだ ひさこ (ソノダ ヒサコ)  
福岡県に生まれる。九州大学大学院で滝沢克己(神学者・哲学者)に師事。一方20代のはじめ、井元麟之に出会い「むら」との関わりを続ける。福岡部落史研究会の初代からの同人。福岡市の人権読本中学校用『ぬくもり』を執筆・編集。文学修士・教育修士。現在、九州産業大学で部落問題論を担当している
丸木 俊 (マルキ トシ)  
1912年、北海道生まれ。女子美術専門学校で洋画を学ぶ。戦前はモスクワ、ミクロネシアに長期滞在し、スケッチ多数を描く。1941年に位里と結婚し、美術文化展、前衛美術展、さらに女流画家協会展に精力的に出品を続ける。数多くの絵本を手がけ、『日本の伝説』(講談社刊)でゴールデンアプル賞、『おしらさま』『ひろしまのピカ』(小峰書店刊)、『つつじのむすめ』(あかね書房刊)、など民話、記録、創作のあらゆる分野の絵本で数々の賞を受ける。2000年1月13日、永眠。87歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)