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本、そして人

神谷美恵子コレクション

出版社名 みすず書房
出版年月 2005年7月
ISBNコード 978-4-622-08185-2
4-622-08185-7
税込価格 2,420円
頁数・縦 349,15P 20cm

商品内容

要旨

「私は失敗ばかりしてきたような気がするが、その苦悩のなかで、ほんの少しばかり自分の頭でものを考えることができるようになったような気がする。それというのも、自分の頭でというよりは、多くの「精神的恩人」が心に残していってくれたものによるのだろう」結核療養期を支えてくれた「恩人」マルクス・アウレリウス、一生を決めるほどの「電撃」をうけたプラトンをはじめ、人生の折々に神谷美恵子を助け、つくりあげた本、そして人。新編集で贈るエッセイ集。

目次

「存在」の重み―わが思索 わが風土
生きがいの基礎
ヒルティの恩
『ポリテイア(国家)』今昔
ミッシェル・フーコーとの出会い
V.ウルフの夫君を訪ねて
癩園内の一精薄児
島の診療記録から
蔦の話
心に残る人びと〔ほか〕

出版社
商品紹介

人生を生きぬくなかで出会った有名無名の人びと、そして本との出会いをエッセイや書簡などで浮き彫りにする。「神谷美恵子の本棚」付き。

おすすめコメント

「私は失敗ばかりしてきたような気がするが、その苦悩のなかで、ほんの少しばかり自分の頭でものを考えることができるようになったような気がする。それというのも、自分の頭でというよりは、多くの『精神的恩人』が心に残していってくれたものによるだろう」―。結核療養期を支えてくれた「恩人」マルクス・アウレリウス、一生を決めるほどの「電撃」をうけたプラトンをはじめ、人生の折々に神谷美惠子を助け、つくりあげた本、そして人、新編集で贈るエッセイ集。中井久夫の解説『神谷美恵子さんの「人と読書」をめぐって』(120枚)を付す。

著者紹介

神谷 美恵子 (カミヤ ミエコ)  
1914‐1979。1935年津田英学塾卒、コロンビア大学に留学。1944年東京女子医専卒、同年東京大学医学部精神科入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957‐72年長島愛生園勤務。1960‐64年神戸女学院大学教授。1963‐76年津田塾大学教授。医学博士。1979年10月22日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)