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キリスト受難詩と革命 1840〜1910年のフィリピン民衆運動

叢書・ウニベルシタス 827

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2005年9月
ISBNコード 978-4-588-00827-6
4-588-00827-7
税込価格 5,280円
頁数・縦 510,43P 20cm

商品内容

要旨

植民地支配に対する抵抗思想とその行動をフィリピン民衆の視座から塗り替える不朽の名著の完訳。

目次

第1章 底辺からの歴史に向けて
第2章 光と兄弟愛
第3章 伝統と反乱―革命結社カティプーナン
第4章 共和国と一八九六年の精神
第5章 自由への道、一九〇一〜一九一〇年
第6章 フェリペ・サルバドールのパション

出版社
商品紹介

キリストの人生と死と復活についての現地住民による語りが変化を志向する運動の文化的枠組みを築いた事を鮮やかに描きだす。

出版社・メーカーコメント

スペインとアメリカの植民地支配に対する抵抗思想とその行動を,フィリピン民衆のあいだで伝承されてきた歌や詩や宗教的伝統にみられる精神世界から鮮やかに描く。

著者紹介

イレート,レイナルド・C. (イレート,レイナルドC.)   Ileto,Reynaldo Clemena
1946年マニラに生まれる。1967年アテネオ・デ・マニラ大学卒業。1970年コーネル大学修士(東南アジア史・近現代中国史)、1975年コーネル大学博士(東南アジア史・人類学)、博士論文:“Pasi´on and the Interpretation of Change in Tagalog Society(ca.1840‐1912)”。1977〜85年国立フィリピン大学歴史学科助教授(1984年から准教授)。1985年、米国アジア研究学会よりハリー・ベンダ賞受賞。1986〜95年、オーストラリアのジェームス・クック大学歴史学科上級専任講師(1991年から准教授)。1996〜2001年、オーストラリア国立大学アジア研究学部主席准教授。2001年、シンガポール国立大学東南アジア研究プログラム教授(2003年より同プログラム長)。2003年、福岡アジア文化賞学術研究賞受賞
清水 展 (シミズ ヒロム)  
1951年神奈川県に生まれる。東京大学大学院社会科学研究科博士課程修了(社会学博士)。九州大学大学院比較社会文化研究院教授。専攻:文化人類学、東南アジア研究
永野 善子 (ナガノ ヨシコ)  
1950年東京都に生まれる。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了(社会学博士)。神奈川大学外国語学部教授。専攻:国際関係論、東南アジア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)