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上司小剣文学研究

近代文学研究叢刊 31

出版社名 和泉書院
出版年月 2005年10月
ISBNコード 978-4-7576-0335-6
4-7576-0335-5
税込価格 8,800円
頁数・縦 272P 22cm

商品内容

要旨

田山花袋が絶賛した「鱧の皮」をはじめ、男女の京阪情緒を豊かに描き、多くの佳作をのこした上司小剣の文学を、曾祖父・紀延興の『雄山記行』など近世期の資料までも発掘し、それらを基に様々な角度から論じる。これまで注目されることのなかった上司小剣と野村胡堂との交流を、野村胡堂宛書簡から検討するなど、小剣文学研究に必読不可欠の書である。

目次

上司小剣「鱧の皮」論
上司小剣「木像」・その文学的転機
上司小剣作家以前の小品「その日その日」
上司小剣と野村胡堂―野村胡堂宛上司小剣書簡を中心に
紀延興『雄山記行』“上司家蔵”翻刻
上司小剣文学研究案内
久米正雄「三浦製糸場主」―その改稿をめぐって
昭和期の『萬朝報』について―萬朝報社長・長谷川善治の大日本雄弁会講談社社長・野間清治宛書簡の紹介

出版社
商品紹介

『鱧の皮』等、京阪情緒を余すところなく描き、多くの秀作を残した上司小剣の文学を、豊富な資料を基に論じた最初の研究書。

著者紹介

荒井 真理亜 (アライ マリア)  
1975年大分県佐伯市に生まれる。1998年相愛大学日本文化学科卒業。2003年関西大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得。2005年修了。関西大学、相愛大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)