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ハイエクのポリティカル・エコノミー 秩序の社会経済学

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2006年2月
ISBNコード 978-4-588-64540-2
4-588-64540-4
税込価格 4,950円
頁数・縦 305,15P 22cm

商品内容

要旨

現代オーストリア学派の源流としてのF.A.ハイエクは、経済学をはじめ、法学、政治学、社会学、心理学など社会・人文科学の諸分野において、近年、大いに注目を集めている。ハイエクは、その研究の途上で哲学的転換を繰り返しながら世界の実在性に迫ってゆくが、1960年以降、知識やルールを深層領域にある科学的対象として新たに再定義することで、独自の社会経済秩序像を構築していった。本書は、「批判的実在論」をハイエク研究にはじめて適用し、ハイエク政治経済学の根底にある方法論と哲学の変遷、その発展や進化を、経済思想史的なアプローチのもとに詳細に論じる。本書は1998年の「グンナー・ミュルダール賞」受賞作。

目次

第1章 序論
第2章 哲学
第3章 ハイエク2の社会経済理論の根底にある哲学
第4章 ハイエク2の社会経済理論の根底にある方法論
第5章 ハイエク2の哲学の含意とその社会経済理論の方法
第6章 ハイエク3の準超越論的実在論の哲学
第7章 知識、無知、ふるまいの社会的ルール
第8章 ルールとルール遵守を支える認知心理学
第9章 ふるまいの社会的ルールと情報伝達システムの接合
第10章 ハイエク3による自生的な社会経済秩序の変換的概念把握

出版社
商品紹介

本書は「批判的実在論」をハイエク研究にはじめて適用し、その発展や進化を経済思想史的なアプローチのもとに詳細に論じる。

出版社・メーカーコメント

「批判的実在論」を適用し,ハイエク政治経済学の根底にある方法論と哲学の変遷,その発展や進化を経済思想史的なアプローチのもとに詳述する。

著者紹介

フリートウッド,スティーヴ (フリートウッド,スティーヴ)   Fleetwood,Steve
1955年リヴァプール生まれ。ケンブリッジ大学経済学部に学び、1993年に博士号を取得。ドゥ・モンフォート大学講師を経て、1999年よりランカスター大学マネジメントスクール組織労働技術学部上級講師(Senior Lecturer)
佐々木 憲介 (ササキ ケンスケ)  
1955年生まれ。1985年、東北大学大学院経済学研究科博士課程中退。北海道大学大学院経済学研究科教授
西部 忠 (ニシベ マコト)  
1962年生まれ。1993年、東京大学大学院第二種博士課程修了。北海道大学大学院経済学研究科助教授
原 伸子 (ハラ ノブコ)  
1951年生まれ。1980年、九州大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)