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「武士道」解題 ノーブレス・オブリージュとは

小学館文庫 Rり−4−2

出版社名 小学館
出版年月 2006年5月
ISBNコード 978-4-09-405792-8
4-09-405792-7
税込価格 660円
頁数・縦 345P 16cm

商品内容

要旨

「日本人よ、やまとごころを取り戻せ」―。二〇〇〇年に総統職を退いて民間人になった後も、その発言や行動が注目されてきた台湾の哲人。本書は、その李登輝が日本の現状を憂い、「指導者」たるべきものの心構えを「ノーブレス・オブリージュ」をキーワードに説いた作品である。テキストは、新渡戸稲造の『武士道』。欧米では、宗教教育なくして道徳なしといわれるが、日本では武士道が指導者たちの道徳規範だった。日本精神の真髄を、戦前日本の教養教育を受けて育った著者が、古今東西の哲学知識を総動員して解題する。

目次

第1部 日本的教育と私(世界に目を開いてくれた先哲の教え
新渡戸稲造との出会い
新渡戸稲造、国際人への旅立ち)
第2部 『武士道』を読む(道徳体系としての武士道
武士道の淵源
義 ほか)
付 慶応大学三田祭・幻の講演原稿“日本人の精神”

出版社・メーカーコメント

新渡戸稲造の『武士道』には、現代の日本人が忘れてしまった普遍的思想が貫かれている。その深遠な日本精神を、戦前日本の教養教育を受けて育った台湾の哲人政治家が、古今東西の哲学知識を総動員して解説する。ノーブレス・オブリージュ―高貴な身分の者に課せられた義務。著者は「武士道」の本質をそこに見出す。日本の知識人が大絶賛したベストセラーを、満を持して文庫化! 解説・田原総一朗。

著者紹介

李 登輝 (リ トウキ)  
台湾前総統。1923年台湾生まれ。台北高校卒業後、京都帝国大学中退。台湾大学卒業。米コーネル大学大学院博士課程修了。台北市長などを歴任したのち、蒋経国総統(当時)から、84年副総統に指名される。88年蒋経国の死去にともない総統に昇格。2000年5月総統を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)