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IPM総論 有害生物の総合的管理

出版社名 築地書館
出版年月 2006年6月
ISBNコード 978-4-8067-1333-3
4-8067-1333-3
税込価格 30,800円
頁数・縦 450P 28cm

商品内容

要旨

昆虫学、植物病理学、線虫学、雑草学を背景に、有害生物管理についての総合的で学際的な手法を解説。IPMを、病原体、雑草、線虫、軟体動物、節足動物(昆虫、ダニ)、脊椎動物に適用するための基礎的な原理を示し、環境に優しく、かつ人間社会に受け入れられる方法で、有害生物による被害を許容水準以下に保つための手法を説く。

目次

有害生物、人々、そして総合的有害生物管理
有害生物とそれらのインパクト
有害生物管理の歴史的発展
生態系と有害生物
有害生物の比較生物学
有害生物のカテゴリー間の相互作用の生態学
生態系の生物多様性とIPM
有害生物管理の意思決定
IPMのための戦略と戦術への序説
有害生物の侵入と法制的予防
農薬
抵抗性、誘導多発性、置き換え
生物的防除
行動的防除
物理的、機械的戦術
有害生物の耕種的管理
作物の寄生植物抵抗性と作物および有害生物のその他の遺伝的操作
IPMプログラム:開発と実施
IPM戦術に対する社会的、環境的限界
将来のIPM

著者紹介

ノリス,ロバート・F. (ノリス,ロバートF.)   Norris,Robert F.
カリフォルニア大学デービス校名誉教授。雑草学の権威であり、特にカリフォルニア州の最も重要な作物雑草であるイヌビエの研究で知られる。雑草の生物学と生態学、農業生態系における雑草の役割をあきらかにし、持続的で経済的な雑草管理システムについて先進的な研究をしてきた
カスウェル‐チェン,エドワード・P. (カスウェルチェン,エドワードP.)   Caswell‐Chen,Edward P.
カリフォルニア大学デービス校教授。著名な線虫学者で、特にテンサイシストセンチュウを主な研究テーマとしている。持続的で環境に優しい線虫管理システムを目指し、抵抗性作物、非寄主植物、生物的防除および殺線虫剤を組み合わせたIPM手法を研究している
コーガン,マルコス (コーガン,マルコス)   Kogan,Marcos
オレゴン州立大学名誉教授。ブラジル出身の昆虫学者で、特にダイズ害虫の総合的管理の業績で知られ、アメリカ大豆協会やブラジル昆虫学会などから数多くの褒賞を受けた。最近までオレゴン州立大学総合的作物保護センター所長としてIPM研究の推進に貢献してきた
小山 重郎 (コヤマ ジュウロウ)  
1933年生まれ。東北大学大学院理学研究科博士課程修了。秋田県農業試験場、沖縄県農業試験場、農林水産省九州農業試験場、同省四国農業試験場、同省蚕糸・昆虫農業技術研究所を歴任し退職。理学博士
小山 晴子 (コヤマ セイコ)  
1933年生まれ。東北大学理学部生物学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)