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唐人お吉物語

出版社名 文芸社
出版年月 2006年11月
ISBNコード 978-4-286-02022-8
4-286-02022-3
税込価格 1,320円
頁数・縦 126P 20cm

商品内容

要旨

条約締結後のお吉は幕末の動乱に捲き込まれ、祇園の芸妓となり、松浦武四郎の片腕となって開国に奔走、維新後は流浪の果て、下田に戻り、相変わらぬ悪罵と嘲笑と、貧困の中に反抗しつつ、明治24年3月25日、51歳で下田川(稲生沢川)の上流門栗ケ淵で豪雨の夜、投身自殺しました。身寄りもないうえにラシャメンであったため、父母の菩提所までがひきとりを拒んだのでした。幕末、日米条約締結のため伊豆下田に来航したハリス。その愛妾として仕えたお吉は晩年、悲惨な最期を遂げる。後世つくられた虚像を覆す史実にもとづいた本格的お吉伝。

目次

1章 孤独地獄
2章 お吉をたずねて
3章 非情の海
4章 野蛮人
5章 攘夷と開国のあいだ
6章 京洛へ
7章 狂乱
8章 入水自殺とお吉の墓の由来
資料

出版社・メーカーコメント

幕末、日米修好通商条約締結のため伊豆下田に来航したハリス。その愛妾として仕えたお吉は条約締結後、幕末の動乱に翻弄され祇園の芸妓となり松浦武四郎の片腕となって開国のため奔走する。維新後、下田に戻るが人々からの悪罵と貧困の中、明治24年、51歳で投身自殺を遂げる。ラシャメン(西洋人の妾となった日本女性)であったため、父母の菩提寺からも引き取りを拒まれたという──。後世つくられた虚像を覆す、史実に基づいた本格的お吉伝。

著者紹介

竹岡 範男 (タケオカ ノリオ)  
平成15年没。元宝福寺住職。下田市芸術連盟会長。ケンブリッヂ・インターナショナルフーズフー会員。日本ペンクラブ会員。日本音楽著作権協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)