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世界の尺度 中世における空間の表象

叢書・ウニベルシタス 795

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2006年10月
ISBNコード 978-4-588-00795-8
4-588-00795-5
税込価格 6,160円
頁数・縦 463,27P 20cm

商品内容

要旨

西洋中世の人びとの歩行・騎行が、閉ざされた空間をどのように開き、拡げていったか。旅行記や記録をはじめ、口頭伝承や文学作品、地図や絵図、建築・道路、さらに劇場としての都市等々、あらゆる表象形式を博捜して、世界の「尺度」の開発および「場所」の認識、宇宙観・時空観の位相と変遷を読み解く。

目次

序論
第1部 居住地
第2部 騎行
第3部 発見
第4部 形象化されたもの
エピローグ

出版社
商品紹介

有形・無形の「三次元的空間」の概念を通して西洋中世という多国的文化の総合的な特質を解き明かす。

出版社・メーカーコメント

歩行・騎行が道を開き,その生活・想像空間を押し広げた中世。巡礼・放浪・探検の記録や都市の歴史などを博捜し,西洋中世の時空観および精神史の深層を照射する。

著者紹介

ズムトール,ポール (ズムトール,ポール)   Zumthor,Paul
1912年ジュネーヴ生まれ。アムステルダム大学付属ロマンス語・ロマンス文学学院で20年間ほど教鞭をとる。その後、ヴァンセンヌ大学(パリ第8大学)、米国のイェール大学、カナダのモンレアル(モントリオール)大学「比較文学科」科長・教授。1995年没
鎌田 博夫 (カマタ ヒロオ)  
1924年東京に生まれる。大阪外国語学校フランス語部・京都大学文学部文学科(フランス文学専攻)卒業。1952年から大阪市立大学文学部専任講師を経て、1988年東北大学文学部教授退官。同大学名誉教授。フランス共和国パルム・アカデミック勲賞(シュヴァリエおよびオフィシェ)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)