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制裁論を超えて 朝鮮半島と日本の〈平和〉を紡ぐ

出版社名 新評論
出版年月 2007年8月
ISBNコード 978-4-7948-0746-5
4-7948-0746-5
税込価格 2,860円
頁数・縦 287P 20cm

商品内容

要旨

「北朝鮮問題」の解明と解決のために。「平和国家」日本のダブル・スタンダードを問う。私たちは何を怖れているのか。

目次

序文 国家の論理から離れて「北朝鮮問題」を考える(核と拉致を歴史の文脈に置きなおす
「北朝鮮問題」の解明と解決のために)
第1章 植民地主義の克服と「多文化共生」論(北朝鮮表象における植民地主義
植民地主義はいかにして継続してきたのか
脱植民地主義と「多文化共生」)
第2章 未来に向けての過去―私にとっての北朝鮮核問題(在日韓国・朝鮮人と「祖国」
朝鮮戦争
戦後の日本にとっての平和
朝鮮半島の統一問題
日本と北朝鮮)
第3章 北朝鮮との向き合い方―「内在的接近」をめぐって(韓国社会における北朝鮮への「内在的接近」
「内在的接近」と在日コリアン・日本社会
核実験に対する「内在的/批判的接近」)
第4章 制裁ではなく、協力を(政府による国際協力と戦争責任
植民地主義を克服する国際協力
民衆による国際協力への途)
第5章 安保を無みし、「平和」を紡ぐ(安保と改憲―「北朝鮮バッシング」の背後に潜むもの
安保と「自衛軍」
二一世紀の日米同盟戦略)

著者紹介

中野 憲志 (ナカノ ケンジ)  
先住民族・第四世界研究、NGO論など。1970年代半ばの高校時代に在日韓国人政治犯問題、また独裁政権期の韓国民主化闘争と学生運動に強烈な影響を受ける。70年代後半期から80年代の反安保行動、日韓民衆連帯行動や外登法反対‐指紋押捺拒否の支援活動に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)