• 本

灯台守の話

出版社名 白水社
出版年月 2007年11月
ISBNコード 978-4-560-09200-2
4-560-09200-1
税込価格 2,200円
頁数・縦 249P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • <物語ること>で、人は救われる

    主人公は10歳の少女・シルバー。母と二人で住んでいたが、唯一の肉親である母が亡くなり、天涯孤独となる。そんな彼女を引き取ったのは、盲目の灯台守・ピュー。夜8時になるとお話をしてくれるピュー。登場人物は、100年前にこの地に生きていた牧師・ダーク。彼の数奇な人生の物語を夜ごと聞くうち、シルバーは愛について学んでいく。「お話して、ピュー。」と、くり返しながら。物語ることで救われる心。だからシルバーは言う。「わたしは、わたしが上手にできる、たった一つのことをする。あなたにお話をしてあげること。」そう。お話して、シルバー。

    (2007年12月17日)

商品内容

要旨

真実の愛を求めて。みなし児の少女シルバーは、盲目の灯台守ピューに引きとられ、夜ごと、百年前に生きた牧師ダークの「数奇な人生の物語」に耳を傾ける。シルバーとダーク、やがて二つの「魂の遍歴の物語」が交差していく…。待望の傑作長編。

出版社
商品紹介

みなし児の少女シルバーは、盲目の灯台守ピューに引きとられ、200年前のある牧師の「愛の物語」に耳を傾ける…。

著者紹介

岸本 佐知子 (キシモト サチコ)  
1960年生。上智大学文学部英文学科卒。アメリカ文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)