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個人データ保護 イノベーションによるプライバシー像の変容

出版社名 みすず書房
出版年月 2008年3月
ISBNコード 978-4-622-07363-5
4-622-07363-3
税込価格 3,520円
頁数・縦 291,6P 20cm

商品内容

要旨

本書は個人データ保護について、論点を市民生活と先端技術と法制度とのあいだの軋みにしぼり、ここに生じる法の欠缺(けんけつ)と技術の過剰とを指摘し、利害関係者の意見を列挙し、その評価を試みる。ここではアメリカにおける歴史的経験を中心におき、先端技術にかかわる判例を多数引用、要所を押さえた問題提起がなされている。

目次

1 データ保護を求めて(プライバシーの発見
センサス・データ、そして社会保障番号
郵便番号、そしてメーリング・リスト
クレジット・カード、クレジット・スコアリング
電話番号、通話記録、そしてクッキー
越境データ流通)
2 監視に対して(盗聴、空中撮影、赤外線探知
監視カメラ、RFIDタグ、そして
そして、データ・マイニング
バイオメトリクス、さらに)
3 イノベーションとともに(巨大システム対データ主体
法律から技術標準へ
個人データ、贈与あるいは収用
あるいはトークン、あるいは商品、あるいは制御用タグ
保護も、監視も、侵害も)

出版社
商品紹介

個人データ(情報)保護の基本的な事項について、技術と法と現代社会の軋みを扱い、問題解決へのヒントを提示する。

著者紹介

名和 小太郎 (ナワ コタロウ)  
1931年東京生まれ。工学博士。石油資源開発(石油の地震探査)、旭化成(ロケット・エンジンの生産管理)、旭リサーチセンター(データベースの開発)、新潟大学教授および関西大学教授(情報通信制度の研究)を経て、現在、情報セキュリティ大学院大学特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)