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自分らしく生ききるために 進行がんの患者さんを支える

出版社名 文芸社
出版年月 2009年1月
ISBNコード 978-4-286-05326-4
4-286-05326-1
税込価格 1,320円
頁数・縦 191P 20cm
シリーズ名 自分らしく生ききるために

商品内容

要旨

つまるところ、医は哲学なのです。日本人の2人に1人ががんになる時代 病に対する人間の真の勝利をさぐる在宅ホスピスのリアル。

目次

はじめに―在宅ホスピス、二年経過
追いつめられて―Aさんの場合
じっとしてなんかいられない―Bさんの場合
飛行機のシートベルトみたいに―後藤先生の戸惑い
食べられないのは悪いこと?―Cさんの場合
生きている価値を見つけたい―Dさんの場合
夜明け前の電話が告げるもの―Eさんの場合
清水の舞台から飛び降りる―Fさんの場合
メメント・モリ―Gさんと家族の場合
次代へのバトン―Hさんの学び
おわりに―赤サイレンをゲットするまでの話

出版社・メーカーコメント

完治が難しくなってしまった進行がんの患者さんを訪問診療し、自宅で安心して最期まで生活できるよう支えるシステム、それが「在宅ホスピス」だ。三年前まで大きな病院の勤務医だった著者は、ある日コミュニケーションの取れなくなった、脳腫瘍で意識障害の患者が、愛犬と接することで、それまで動くことのなかった手が動き、まぶたから涙がこぼれる奇跡を目の当たりにする。医療に対する考えが百八十度変わった著者は緩和ケア医へ転進する―。知と経験をすべて傾ける医師の情熱と思索の一冊。

著者紹介

渡辺 邦彦 (ワタナベ クニヒコ)  
1959年7月9日生まれ。1978年獨協高等学校卒業。1984年獨協医科大学卒業。1990年獨協医科大学大学院修了(医学博士)。1991年日本脳神経外科学会専門医。獨協医科大学脳神経外科臨床講師。とちの木病院脳神経外科医長。栃木県立がんセンター脳神経外科医長・同緩和医療部部長代理。現在、医療法人陽気会在宅ホスピス・とちの木所長、獨協医科大学非常勤講師。国立がんセンター生物学部、スイス・チューリヒ大学、フランス・リヨン国際癌研究機構にて脳腫瘍の研究に従事。ピースハウスホスピス(秦野)、オーストラリア・ニュージーランドで緩和ケア研修。1997年日本脳神経外科学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)