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インド科学の父ボース 無線・植物・生命

出版社名 工作舎
出版年月 2009年6月
ISBNコード 978-4-87502-420-0
4-87502-420-7
税込価格 3,080円
頁数・縦 344P 20cm

商品内容

要旨

時は19世紀末から20世紀初頭、所はイギリス統治下のインド。さまざまな政治的・文化的抑圧をものともせず、タゴールとともにベンガル・ルネッサンスをになった科学者がいた。その人の名は、ジャガディス・チャンドラ・ボース。ニコラ・テスラと相前後して無線装置を発明し、イギリスはじめ西欧科学界を驚嘆させるも、特許にはとんと無頓着。自ら開発した精密な実験装置を駆使して、電磁気から植物生理、さらには心や生命の謎を探究しつづけ、インドの科学を一気に世界最先端レベルに導いた。科学者の霊性と創造力はいかに育まれるのか、波乱にとんだ生涯と独創的研究の全容。

目次

子ども時代の教育
カルカッタ、イギリスでの大学生活
苦闘のはじまり
最初の物理学研究・電波の謎に挑む
ヨーロッパ科学界の称賛
物理学研究の発展
生物と無生物の反応
休暇と巡礼
植物の反応
植物の感受性
成長の自動記録
植物のさまざまな運動
あなどれない植物たち
屈性
植物の睡眠
精神物理学
人柄と交友
ボース研究所の開所式
研究所の発展

出版社
商品紹介

マルコーニやテスラと並ぶ研究成果を残し、インド科学の発展に貢献したJ・C・ボース。独創的研究の全容を描いた伝記。

著者紹介

ゲデス,パトリック (ゲデス,パトリック)   Geddes,Patrick
1854‐1932。スコットランドに生まれ、T・H・ハクスリーに生物学を学んだのちに、植物学者をへて、都市計画家となる。ダンディー大学植物学教授、ボンベイ大学社会学科および市政学科学科長などを歴任。アイルランド、フランス、インド、パレスチナ、イスラエルなど、歴史的な都市を調査して保存・再生計画を提案。環境や文化遺産をたいせつにした都市計画の理論的基礎を築き、「田園都市」を提唱したエベネザー・ハワードとともに近代都市計画の祖とよばれる
新戸 雅章 (シンド マサアキ)  
1948年藤沢生まれ。横浜市立大学卒。公務員を経て、編集プロダクション「スタジオ・アンビエント」を設立。SF評論誌『SFの本』を創刊。その後、文筆活動にはいる。発明家ニコラ・テスラの研究をライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)