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女のちから 霊力・才覚・技量

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2009年8月
ISBNコード 978-4-588-30051-6
4-588-30051-2
税込価格 3,080円
頁数・縦 228P 20cm

商品内容

要旨

西欧的功利主義によって見失われた日本女性の「内なる力」を見なおす。イデオロギー的・一元的な女性観からの脱却をはかり、暮らしの実態に寄り添った女性像を描く「女の文化誌」。

目次

第1章 霊力をもつ女(国を治める巫女
天皇に代わって神に奉仕した皇女
酒を造り捧げる乙女
神饌を捧げる乙女
神衣を織る織女
文芸を創作する女
芸能を担う女
女の家・女の天下・女の座
諸神諸仏を祭る女
福を招く女
恨みをのむ女
妖怪の中の女)
第2章 才覚をもつ女(勘と骨と加減を知る
旬を着る・旬を食べる
旬を遊ぶ少女
贈るならい・かたちを弁える
学び嗜む
子弟を教育する
子どもの成育を願う
美を求める
涼を誘う
ファッションを演出する)
第3章 技量をもつ女(女紋をもつ
ヘソクリをつくる
絆を固める
婚姻を主導する
食を管理する
ハレの日を司る)

出版社・メーカーコメント

神事・祭事をはじめ、家庭や社会のさまざまな場面で女性たちが発揮してきた〈内なる力〉を再認識する「女の文化誌」。西欧的功利主義によって見失われた日本女性のすぐれた能力を見なおし、日本の生活文化の中で果たしてきたその重要な役割を正当に位置づける試み。旧来のイデオロギー的・一元的な女性観からの脱却をはかり、人びとの暮らしの実態に寄り添ったトータルな女性像を描き出す。〔女性史・民俗〕

著者紹介

岩井 宏實 (イワイ ヒロミ)  
1932年奈良県生まれ。立命館大学大学院日本史学専攻修士課程修了。文学博士(筑波大学)。大阪市立博物館主任学芸員、国立歴史民俗博物館教授、帝塚山大学学長、大分県歴史博物館館長などを経て、国立歴史民俗博物館名誉教授、帝塚山大学名誉教授、大分県歴史博物館顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)