• 本

アジア太平洋と新しい地域主義の展開 Shaping the Future:Asia Pacific in the 21st century

出版社名 千倉書房
出版年月 2010年4月
ISBNコード 978-4-8051-0944-1
4-8051-0944-0
税込価格 6,160円
頁数・縦 394P 22cm

商品内容

要旨

本書は故大平正芳首相の生誕百年を記念する行事のひとつとして企画された。大平首相が在任中に創設した長期的政策に関する九つの研究会のうち、とくに今日的意義の大きい「環太平洋連帯構想」について研究業績のある内外の専門家が集結し、筆を執った。各国事情、地域枠組み、経済など、多様かつ重層的なアジア・太平洋の姿を描きだすことで、大平構想以後、三十年にわたるこの地域での協力と関係諸国の政策の展開を跡づけ、併せて今後の東アジアの展望に資することを目指している。

目次

発展途上の地域としてのアジア太平洋
第1部 地域のかたち(アジア太平洋の重層的な地域制度とAPEC
グローバリゼーションとアジア太平洋
アジア太平洋地域主義の特質
アジア太平洋諸国経済の相互依存関係と電子機器産業
不可欠なパートナー、両義的なモデルとしての中国)
第2部 個別の主体の態度と政策(ASEANの変容と広域秩序形成
オーストラリアの「アジア太平洋共同体」構想
太平洋島嶼諸国と環太平洋
韓国の地域外交とアジア太平洋
アジア太平洋地域統合への展望―台湾の視点から
中国のアジア地域外交―上海協力機構を中心に
アジア太平洋とロシア
アジア太平洋地域と中南米―メキシコ、チリ、ペルーの視点を中心に
アメリカはアジアに回帰するか?
日本外交におけるアジア太平洋)

出版社・メーカーコメント

アジア太平洋地域の過去、現在と未来を分析し、地域統合やFTAの可能性を探る

著者紹介

渡邉 昭夫 (ワタナベ アキオ)  
財団法人平和・安全保障研究所副会長、東京大学名誉教授、青山学院大学名誉教授。1932年生まれ。東京大学文学部卒業、オーストラリア国立大学にてPh.D.取得。東京大学教養学部教授、青山学院大学国際政治経済学部教授、財団法人平和・安全保障研究所理事長などを歴任。専門は国際政治学、日本外交論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)