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語る 俳句短歌

出版社名 藤原書店
出版年月 2010年6月
ISBNコード 978-4-89434-746-5
4-89434-746-6
税込価格 2,640円
頁数・縦 265P 20cm

商品内容

要旨

二人の巨頭が一晩かけて語り明かした貴重な対話録。自選百首・百句を収録。

目次

1 俳句 短歌の魅力(一一〇年続く歌の家に生まれた佐佐木幸綱
伝統の重みに反抗的で否定的だったころ
俳句の「ホトトギス」と短歌の「アララギ」 ほか)
2 アミニズムと人間(アニミズム、それは生きもの感覚
本能について考える必要がある
本能が見えなくなっている現代人 ほか)
3 俳句の底力 短歌の底力(「養生訓の人」金子兜太、毎朝の「行」
金子兜太オリジナル「立禅」
詩人ジャック・スタムのこと ほか)

著者紹介

金子 兜太 (カネコ トウタ)  
1919年生まれ。加藤楸邨に師事。東京帝大経済学部卒業後、日本銀行に入行するが応召し出征。47年、日銀復職。55年の戦後第一句集『少年』で翌年、現代俳句協会賞受賞。62年に同人誌「海程」を創刊し、後に主宰となる。74年日銀退職。83年、現代俳句協会会長(2000年より名誉会長)。86年より朝日俳壇選者。88年紫綬褒章受章。97年NHK放送文化賞、2003年日本芸術院賞。2005年チカダ賞(スウェーデン)を受賞。日本芸術院会員。著書に『両神』(日本詩歌文学館賞。立風書房)『東国抄』(蛇笏賞。花神社)など
佐佐木 幸綱 (ササキ ユキツナ)  
1938年、東京生まれ。歌人、日本文学者。専攻は万葉集、近代短歌。早稲田大学名誉教授。歌人・佐佐木信綱は祖父。早稲田大学大学院国文科修士課程修了。跡見学園女子大学教授、早稲田大学教授を歴任。74年より「心の花」編集長。88年より朝日歌壇選者。08年より現代歌人協会理事長。日本芸術院会員。1971年、歌集『群黎』で第十五回現代歌人協会賞受賞。著者に『金色の獅子』(雁書館、第五回詩歌文学館賞)『瀧の時間』(第二八回迢空賞)『旅人』(第二回若山牧水賞、以上ながらみ書房)『呑牛』(本阿弥書店、斎藤茂吉短歌文学賞)『逆旅』(河出書房新社、芸術選奨文部大臣賞)他多数
黒田 杏子 (クロダ モモコ)  
1938年生。俳人。東京女子大学入学と同時に俳句研究会「白塔会」に入り山口青邨の指導を受け「夏草」に入会、卒業と同時に広告代理店「博報堂」に入社。67年青邨に再入門。90年、師没後「藍生」を創刊、主宰。日経俳壇選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)