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その後の不自由 「嵐」のあとを生きる人たち

シリーズケアをひらく

出版社名 医学書院
出版年月 2010年9月
ISBNコード 978-4-260-01187-7
4-260-01187-1
税込価格 2,200円
頁数・縦 261P 21cm

商品内容

要旨

トラウマティックな事件があった―専門家による援助が終わった―その後、彼女たちはどうやって生き延びてきたか。「普通の生活」の有り難さをめぐる当事者研究の最前線。

目次

1 私たちはなぜ寂しいのか
2 自傷からグチへ
3 生理のあるカラダとつきあう術
4 「その後の不自由」を生き延びるということ―Kさんの聞き取りから
5 生き延びるための10のキーワード(身体に埋め込まれた記憶
メンテナンス疲れ
遊ぶ
時間の軸 ほか)
6 対談 では援助者はどうしたらいい?

出版社・メーカーコメント

事件があった“その後”も、専門家がやって来た“その後”も、当事者の生は続く。しかし彼らはなぜ「日常」そのものに躓いてしまうのか。薬物依存の当事者が書き記す。

著者紹介

上岡 陽江 (カミオカ ハルエ)  
ダルク女性ハウス代表。1957年生まれ。子どものころから重度のぜんそくで、小学6年から中学3年まで入院生活を送る。そのなかで処方薬依存と摂食障害になり、19歳からはアルコール依存症を併発。27歳から回復プログラムにつながった。1991年に友人と2人で、薬物・アルコール依存をもつ女性をサポートするダルク女性ハウスを設立。2003年に精神保健福祉士資格を取得
大嶋 栄子 (オオシマ エイコ)  
NPO法人リカバリー代表。1958年生まれ。北星学園大学大学院社会福祉学研究科博士後期課程単位取得退学。精神科ソーシャルワーカーを経て、2002年に被害体験を有する女性の福祉的支援を行う「それいゆ」を立ち上げる。NPO法人リカバリーとして認証され、現在3か所の施設を運営。北星学園大学、日本福祉学院講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)