• 本

女哲学者テレーズ

出版社名 人文書院
出版年月 2010年12月
ISBNコード 978-4-409-13032-2
4-409-13032-3
税込価格 3,080円
頁数・縦 235P 20cm

商品内容

要旨

「淫楽と不敬虔を巧みに結び付けている唯一独自な作品」としてサドに影響を与えた本書は、過激な性描写があるとはいえただのポルノ小説ではなく、当時の哲学的思想を反映した宗教、政治への批判的な側面をもつ「リベルタン小説」である。哲学議論を重ねながら、性の秘密を知り官能の頂点へと導かれながら、成長を遂げるヒロイン、テレーズ。性描写と哲学的議論が交互にあらわれ、快楽と理性が共存して描かれた18世紀のベストセラーであり、澁澤龍彦の著作等でも知られる。挿絵21葉および詳細な作品解説を付す。

著者紹介

関谷 一彦 (セキタニ カズヒコ)  
1954年、大阪府生まれ。関西大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士後期課程修了、リヨン第2大学でDEAを取得。現在関西学院大学教授。専門は18世紀フランス文学、エロティシズム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)