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啓蒙と社会 文明観の変容

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2011年3月
ISBNコード 978-4-87698-557-9
4-87698-557-X
税込価格 6,380円
頁数・縦 448P 23cm

商品内容

要旨

近代市民社会と文明観の変容を問う。人間社会をふさわしく形づくる文明とは何か?今なお普遍性を持つ問いかけに、練達の経済思想家達が応える。

目次

第1部 初期啓蒙の諸問題(「問題」としてのアイルランド―その“nature and origins”を求めて
ジョン・ロックの教会論―エドワード・スティリングフリート論をもとに
カーマイケルの思想形成をめぐる一断面―『倫理学講義』と『義務論』の二つの注釈版から見えてくるもの ほか)
第2部 スコットランド啓蒙(スコットランド啓蒙における「徳性の涵養」と「精神の解剖」
ハチスン『探求』におけるニュートン的方法の問題
いわゆる「初期覚え書き」とヒューム経済思想の形成 ほか)
第3部 ヨーロッパ、アメリカ、日本の啓蒙(アメリカの啓蒙と国民の鍛造―ベンジャミン・ラッシュの苦闘
スミスを読むフランス―コンドルセとコンスタンの系譜
啓蒙の南限―ジェノヴェージ“市民の経済”の生成 ほか)

出版社
商品紹介

人間社会をふさわしく形づくる文明とは?生涯を「伝記的思想史」の追究に注ぐ水田洋を軸とした「自由でゆるやかなつながり」の結実。

著者紹介

佐々木 武 (ササキ タケシ)  
東京医科歯科大学名誉教授。研究テーマ:近代初期英国(イングランド、スコットランド、北米英領植民地、アイルランド)政治思想史
田中 秀夫 (タナカ ヒデオ)  
京都大学大学院経済学研究科教授。研究テーマ:啓蒙と経済学の形成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)