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ガリレオ 伝説を排した実像

文庫クセジュ 959

出版社名 白水社
出版年月 2011年7月
ISBNコード 978-4-560-50959-3
4-560-50959-X
税込価格 1,155円
頁数・縦 173,2P 18cm

商品内容

要旨

七八年にわたる、栄光と失意の生涯を、書簡や著書の引用によって裏づけながらたどってゆく。さらに、没後三五〇年を経て、一九九二年の教皇による名誉回復までの歩みを紹介し、有罪判決を生んだかずかずの不幸な状況、教会の自縄自縛の様子を浮き彫りにする。

目次

第1章 修業時代(一五六四〜一六〇九年)(合理精神
世界の体系
ピサと架空の実験
パドヴァにおける教育と研究の仕事)
第2章 才能の確立(一六〇九〜一六一二年)(望遠鏡論争
『星界の報告』
ローマ教会の勝利(一六一一年)
浮遊物体と太陽の黒点―方法論上の争点)
第3章 疑惑(一六一三〜一六二五年)(ガリレオと聖典の解釈
宗教改革の文化的背景と聖書
一六一六年の不幸―コペルニクス説の断罪
情勢好転―ウルバヌス八世、『偽金鑑識官』とインゴリへの回答)
第4章 有罪判決(一六二五〜一六三三年)(イエズス会との対立
情勢の変化
『天文対話』、コペルニクス説の宣言(一六三三年))
第5章 隠棲(一六三三〜一六四二年)(アルチェトリの虜囚
不動の心
『新科学対話』とガリレオの科学(一六三八年)
ガリレオ事件とその展開だ(一七世紀から二一世紀))

著者紹介

幸田 礼雅 (コウダ ノリマサ)  
1939年生まれ、1966年東京大学仏文科卒業、西洋美術専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)