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言説(ディスクール)、形象(フィギュール)

叢書・ウニベルシタス 960

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2011年9月
ISBNコード 978-4-588-00960-0
4-588-00960-5
税込価格 7,700円
頁数・縦 627,60,6P 20cm

商品内容

要旨

見ることと語ること、言葉と像のあいだで、意味はどのように生まれ、欲望は何を成就するのか。現象学と言語哲学、構造主義と精神分析、美学と記号学の領野を自在に移動しながら、メルロ=ポンティやラカンを批判的に乗り越え、言説と形象の空間的厚みを比類ない知性で探究した初期リオタール哲学の頂点。翻訳不可能といわれたポスト構造主義の記念碑的著作、刊行から四〇年後の全訳。

目次

形象的なものの決意
意義と指示
弁証法、人差し指、形式
逆過程と超反省
言語記号?
体系における厚みの効果
言説の縁にある厚み
“否”と対象の定立
対立と差異
欲望の「歴史」の一断章をめぐるヴェドゥータ
他なる空間
線と文字
「夢作業は思考しない」
欲望と形象的なものとの共謀
言説における欲望
形説・言象、幻想のユートピア
回帰、自己−説明、二重の逆転

出版社
商品紹介

現象学と構造主義、精神分析と記号学を自在に移動し、意味と欲望の生成を比類ない知性で探究した、ポスト構造主義の記念碑的作品。

著者紹介

リオタール,ジャン=フランソワ (リオタール,ジャンフランソワ)   Lyotard,Jean‐Francois
1924年、ヴェルサイユに生まれる。現象学とマルクス(そして後にフロイト)を思想的源泉とし、それらの批判的再検討を通じて政治、経済、哲学、美学など多方面にわたる理論的・実践的活動を展開、20世紀後半のフランスを代表する思想家・哲学者として広く知られる・パリ第八大学教授を経て、国際哲学学院長等をつとめた。『現象学』を著したのち、アルジェリアでマルクス主義の内部批判グループ「社会主義か野蛮か」に参加、戦闘的マルクス主義者として実践活動に従う
合田 正人 (ゴウダ マサト)  
1957年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京都立大学大学院博士課程中退、同大学人文学部助教授を経て、明治大学文学部教授
三浦 直希 (ミウラ ナオキ)  
1970年生まれ。上智大学外国語学部卒業、東京都立大学大学院博士課程修了。博士(文学)。上智大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)