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南欧怪談三題

転換期を読む 14

出版社名 未來社
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-624-93434-7
4-624-93434-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 161P 19cm

商品内容

要旨

『カルメン』で知られるP・メリメや『山猫』のG・T・ランペドゥーザ、A・フランスが織りなす、南欧を舞台にした選りすぐりの怪奇譚を軽妙な文体で訳出した一冊。日本の怪談では味わうことのできない異なる怖さと異様さが満喫できる。

著者紹介

ランペドゥーザ,ジュゼッペ・トマージ・ディ (ランペドゥーザ,ジュゼッペトマージディ)   Lampedusa,Giuseppe Tomasi di
1896〜1957年。イタリアの著述家。同名のイタリア最南端アフリカのチュニジア沖合に浮かぶ小島に由来するシチリアの大貴族
フランス,アナトール (フランス,アナトール)   France,Anatole
1844〜1924年。フランスを代表する詩人・小説家・批評家。十九世紀末から二十世紀初にかけて人気を博し、1921年のノーベル文学賞を受賞。「ドレフュス事件」において、エミール・ゾラとともにドレフュス擁護に立ち、その再審と無罪判決を勝ち取るのに貢献、良心的知識人の面目を発揮した
メリメ,プロスペル (メリメ,プロスペル)   M´erim´ee,Prosper
1803〜1870年。フランスの作家、歴史家、考古学者、官吏。『シャルル九世年代記』、そしてビゼーのオペラ『カルメン』の原作となった同名の短篇の作者として有名である。法学を学んだ後官吏になり、歴史記念物監督官として、多くの古代・中世の遺跡保存に活躍した
西本 晃二 (ニシモト コウジ)  
1934年奈良県生まれ。東京大学文学部(仏文)卒業、同大学院博士課程修了。カナダ・ラヴァル大学で博士号、1965年よりパリ大学博士課程。在ローマ日本文化会館長、政策研究大学院教授、同副学長を務める。東京大学名誉教授。現在、早稲田大学国際言語文化研究所招聘研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)